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AIの得意と苦手を、仕事の作業で分ける

· つくり手

AI / 仕事の仕組み / 自動化

要約・下書き・分類の使いどころと、最新情報・計算・社内の事情を確認する方法を作業ごとに整理します。

AIに何を頼めるかは、仕事を小さな作業に分けると考えやすくなります。文章を要約する、下書きを作る、基準に沿って分類する。一方で、最新の事実や計算結果、社内の事情には、それぞれ確かめる先が必要です。任せる作業と確認方法を組にして整理します。

AIの要約は原文、下書きは事実と表現、分類は曖昧な文を確認する。事実と計算は公式資料や計算ツール、社内の事情は許可済み資料と担当者に確かめる
図 AIに任せる作業と確認する先

要約・下書きは、材料を整理する仕事

OpenAIの基本概念の説明には、文章生成や要約の用途が示されています。OpenAIの説明も、指示や文脈を与えて文章を生成する方法を扱っています。

仕事なら、長文から決定事項と未決事項を抜き出す、箇条書きから案内文を作る、といった使い方が考えられます。読み手と欲しい形式を決めて渡すと、仕上がりを確認する基準も作れます。

要約では、原文にある条件や例外が落ちていないかを見る。下書きでは、渡していない事実が追加されていないかを確かめる。Googleの事実性に関する説明も、事実と異なる出力が生じることを示しています。文章が自然に読めることと、内容が正しいことは分けて確認します。

分類には、基準と例を渡す

問い合わせを「納期・料金・その他」に分けるなら、分類名だけでなく、それぞれの定義と例を渡す方法があります。これは文章生成を分類作業に使うための指示の組み立て方です。

1つの文に複数の用件がある場合はどうするか、判断できない文はどこへ回すかも決めます。結果を見て、人が迷う文を確認し、基準を直す流れを用意します。入力には、利用を許可されたデータと環境を使います。

最新情報は検索、計算は計算ツールへ

OpenAIのWeb検索機能は、インターネット上の最新情報を検索し、出典付きで回答する仕組みです。変更される料金や日付は、検索して公式ページと更新日を確かめる手順にします。

計算は、表計算や実行できるコードへ渡して結果を照合します。OpenAIのコード実行機能では、プログラムを使った計算やデータ分析ができます。合計だけでなく、入力値・単位・丸め方も見ると、何を計算したかを確かめられます。

社内の事情は、参照資料と人の判断へ

OpenAIのファイル検索機能は、提供したファイルから関連情報を取り出します。資料を参照する仕組みがあっても、渡していない事情まで前提にはできません。

社内ルールを調べるなら、社内で許可された環境で、参照してよい最新版を使う。適用する対象や例外、資料にない事情は、担当者に確かめます。

頼む前に「材料・基準・確認方法」をそろえる。AIが文章を作る工程と、根拠を確かめて判断する工程を分ければ、仕事のどこに組み込むかを決めやすくなります。

一つの作業で、頼み方を試す

たとえば、利用してよい環境で、自分で書いた作業メモを整理するなら、次のように範囲を絞れます。

「このメモから、次にすることを3項目以内で抜き出してください。各項目に根拠となる元の文を付けてください。担当者と期限は、メモに書かれている場合だけ記載してください。」

結果は、項目数だけでなく、元の文と対応しているかで確認します。書かれていない期限を足していないか、保留中の話を決定事項にしていないか。原文と並べて見れば、頼み方のどこを直すかも具体的になります。

まず小さな材料で、確認まで含めて一周試す。修正後にもう一度見直す流れは、制作とレビューを往復した記録にもまとめています。

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