無料の計算ツールは、どこから運営費を得るのか
計算ツールを使う人、広告主、広告の仲介サービスの間で、情報とお金がどちらへ流れるかを図でたどります。
暖房の電気代などを計算するサイトを、無料で使える。使う側には便利ですが、作る側には計算の確認や更新が残ります。その費用をまかなう方法の一つが、アフィリエイト(広告経由の購入などで報酬を得る仕組み)です。この記事では、利用者と広告主の間のお金の流れを図でたどります。
ASPは、広告主と広告を載せるサイトをつなぐサービスです。青い実線で利用者の動きを、緑の点線でお金の行き先をたどってください。
検索から、必要な計算サイトへ
まず、調べたいことがある人が検索から計算サイトへ来ます。使用量や単価を入力し、結果と計算の前提を確認する。ここまでは、計算サイトを使うための流れです。
結果を見たあとで、契約内容や商品を調べたい人もいます。その人が広告と分かるリンクを選び、広告主のページで条件を確認して申し込みます。図の青い実線は、この流れです。
計算をしたら必ず申し込む、という仕組みではありません。結果だけを見て帰れることも、無料の計算サイトにとって大事だと考えています。
報酬は、成果の条件を満たしたあと
A8.netの説明では、掲載した広告を通じて購入などがあると、広告を載せたサイトが成果報酬を受け取れます。
図の緑の点線は、広告主からASP、ASPから計算サイトの運営者へ向かいます。利用者が商品を購入する場合の代金は、広告主への支払いです。無料見積のように代金の支払いを伴わない成果もあり、案件ごとに違います。
広告をクリックした回数と、受け取れる報酬は同じではありません。A8の規約は成果の条件と、承認・否認を分けています。申込が発生しても、条件に合わなければ支払いにつながらない場合があります。
無料で続けられるかは、まだ別の話
一部の利用者から生まれる承認報酬で、制作や更新の費用をまかなえれば、計算サイトを無料で提供する形が成り立ちます。
検索から来る人が少ない、計算サイトの目的と広告が遠い、成果が承認されない。途中のどこかで流れが止まれば、利用者がいても収益にはなりません。
私は計算サイトと広告をつなぐとき、計算結果を読み終えた人が、自分で次を選べる順番を大切にしています。結果は広告のために変えず、広告は広告と分かるようにする。そのうえで、利用と成果を分けて確かめます。
電気代を条件ごとに比べるなら、くらしの計算帳を使えます。